トヨタプリウス30を徹底解説！グレード別の特徴や違いを紹介

トヨタプリウスの3代目、「プリウス30」は2009年に登場しました。現行モデルのプリウス50が発売された現在も、たくさんの方々に支持されている人気のハイブリッドカーです。

そこで今回は、人気のプリウス30についてグレード別に違いや特徴をまとめました。これからのお車選びの参考になれば幸いです。

プリウス30のグレード

プリウス30には、「L」「S」「G」「Ｓツーリングセレクション」「Ｇツーリングセレクション」「Ｇツーリングセレクション・レザーパッケージ」と全6グレードあります。そのうち基本的となるグレードは、低価格でもっともベーシックな「L」、標準的な装備の「S」、上級グレード「G」の3グレードです。

どのグレードもハイブリッドシステムを構成するガソリンエンジンと電気モーターに性能差はなく、全車にトヨタ独自のハイブリッドシステム（リダクション機構付THS II）を搭載しています。そのため、パワーはすべてのグレードで同じです。

グレードL

もっともシンプルな装備で、価格も全グレードの中で最も安い205万円（メーカー小売希望価格）です。

ハロゲン式ヘッドライトやオーディオ、リモコンキーといった基本装備はなく、他グレードではオプションとなるフロアアンダーカバーの標準装備や一部吸音材、シートリフター等の省略による軽量化で低燃費を実現しています。

オーディオが必要なければ、価格がもっとも安いベーシックな「L」がお買い得ですが、「L」ではハイブリッドカーならではの快適装備のメーカーオプションの選択ができなくなってしまうことが多々あるので、注意が必要です。

先進装備よりも燃費重視の方にはおすすめのグレードです。

グレード「S」・「Sツーリングセレクション」

標準モデルの「S」はCD+AM/FMのカーオーディオを装備しています。また、リアワイパーやフロントフォグランプも標準装備されています。

さらに、大型のコンソールボックスやシートリフター、キーを持っていればドアノブに触れるだけで解錠が可能なスマートエントリーシステムといった快適装備が充実しています。

タイヤサイズも「L」よりワンランク幅広の195/65 R15へと変更され乗り心地が向上しています。

「Sツーリングセレクション」は、ヘッドライトの汚れを洗浄するポップアップ式のヘッドライトクリーナーを装備し、視界確保の装備が充実するとともに、グレード「S」は15インチのアルミホイールを履くのに対し「ツーリングセレクション」は17インチです。リアバンパースポイラーも標準で付くなど、より走りの向上とスポーティーな演出がされています。

「S」からはメーカーオプションも豊富に選べるため、より乗り心地のよい車にすることができます。