ハイブリッド車は、ガソリン車に比べると低燃費で静粛性がある点が魅力です。
しかし、ガソリン車にはないバッテリーを搭載しているため、バッテリー交換の時期や費用などが気になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、本記事ではハイブリッド車のバッテリーについて、バッテリーの寿命やバッテリー交換にかかる費用について詳しく解説いたします。
ハイブリッド車のバッテリーは２種類ある
・駆動用バッテリー
1つはハイブリッド車にしか搭載されていない、走るために必要な電気を蓄える「駆動用バッテリー」です。ハイブリッドバッテリーと呼ばれることもあります。 大型のリチウムイオンやニッケル水素バッテリーで、車のフロア下やトランク内部に配置されることが多いです。
車種によって異なりますが、バッテリーには非常に高い電圧が掛かっています。
・補機バッテリー
駆動用バッテリーと判別するために「補機バッテリー」と呼ばれています。従来の車と変わらず搭載されているバッテリーです。ライトやワイパー、ナビオーディオといった電装品を動かすために用いられています。このバッテリーが動かないと車自体が動かなくなってしまいます。
ハイブリッド車のバッテリー寿命
・駆動用バッテリーの寿命は長い
駆動用バッテリーの寿命は、走行距離15万km前後または、10年以上の経過がひとつの目安です。
あくまで目安なので、これより早いタイミングで寿命を迎えることもありますが、20万km以上走行しても未交換という例もあります。
・補機バッテリーの寿命は4～5年
補機バッテリーはガソリン車のバッテリーと同じ鉛蓄電池ですが、やや長持ちするのが特徴です。通常、ガソリン車のバッテリーは3年程で交換しなければなりませんが、補機バッテリーは4年～5年程での交換が目安となります。
ハイブリッド車のバッテリー費用
車種や使用するバッテリー（リビルト品、新品など）、整備工場などによって金額に幅はありますが、補機バッテリーの交換費用は、2～4万円、駆動用バッテリーの交換費用は20～60万円です。
駆動用バッテリーは、高電圧の大容量バッテリーとなり、電力を多く溜めることができるため、部品そのものが高額になります。また、バッテリー交換をするには専門の有資格者が必要ですので、交換工賃も必ずかかります。
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